低コストな最小分散アクティブファンド「ひとくふう日本株式ファンド」が出るそうですが

昨日は、ピクテ投資投資顧問が新しく設定する低コストアクティブファンドのiTrustシリーズが話題になりました。
iTrust|ピクテ投信投資顧問株式会社
iTrustシリーズの大黒柱となるであろう「iTrust世界株式」の信託報酬は0.89%(税抜)とのことですから、アクティブファンドとしては異例の安さです。
インターネット専用ファンドとすることで、販売会社の信託報酬の取り分を抑えた効果がわかりやすく出ていますね。
ピクテの専任スタッフが個別の質問に応じたり、プロ向け資料を配信するなど、ファンド保有者への情報発信を積極的に行う姿勢を見せているのは高く評価できます。
ホームページの作成コストが結構かかっていそうな感じなので、一度ご覧になってみるのもよいかと思います。

低コスト革命の波、アクティブファンド編

また、大和住銀投信投資顧問から、ひとくふう日本株式ファンドが出るようです。
最小分散ファンド(のようなもの?)が投信で購入可能に
公式ホームページの情報では、SBIと楽天のみでの取り扱いとなっていますので、こちらのファンドもインターネット専用ファンドのようです。
信託報酬は0.25%(税抜)というインデックスファンドと見まごうようなお安さです。
「JPX日経インデックス400の構成銘柄を投資対象とし、ポートフォリオの価格変動リスクを相対的に抑えることを目指して組入銘柄数とウエイトを決定」するそうなので、JPX400を対象にした最小分散系のファンドと思われます。
スマートベータ系の低コストファンドが出てきたのは喜ばしいことです。
この際、ネット証券専売ファンドのひとくふうシリーズという体で、各種スマートベータファンドを量産していただけるとありがたいです。
安房さんがおっしゃるように、投資信託には「流動性や『市場価格と基準価額の乖離』を気にする必要」がありません。
使い勝手の点では投資信託が、板がスカスカで値が飛び飛びの国内のマイナーETFに完勝しています。
低コストファンドの充実は投資家の利益を増大させますから、今後も注目していきたいですね。

新興国株式の最少分散ファンドを希望

既に日本には、新興国の中小株式に最少分散投資を実践するアクティブ投信「ネット証券専用ファンドシリーズ新興国中小型株ファンド」(DIAMアセットマネジメント)があります。
このファンドのリターンは、新興国株式に浮動株調整後の時価総額比率で投資した場合のリターンを上回っているようですが、とても高コストです。
実際の経費率はモーニングスター調べで、4.04%と論外レベルに高いのでとても投資する気にはなれません。
株式の期待リターンは、インフレ調整後で年5%程度といわれていますから、そのうち75%も毎年取られてしまう計算になります。
過去5年のデータですが、新興国株式全体が不調な中で、新興国株式の最少分散ETFの優位性が発揮されています


EEMVはエイト証券からは投資できるようですが、利用者が多いであろうSBIや楽天、マネックス証券からは投資できません
ネット証券専売の低コストファンド形式で新興国株式の最少分散ものを出していただければ、たとえアクティブ運用でも有力な投資対象として私は考えたいと思っています。
新興国株式不要論を唱える人が複数観測される今、新興国への成長期待は剥離していそうですから、リスクプレミアムの考え方からすると期待リターンは大きくなっていると思いますので。

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