グローバル・ロボティクス株式ファンド(1年決算型)は今のところゴキゲン・ファンド

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最近では、人工知能やロボットが投資家から人気を集めるテーマとなっているようです。

今回ご紹介するグローバル・ロボティクス株式ファンド(1年決算型)は、モーニングスターの純資産増加額ランキング(過去1か月)で4位に入る健闘ぶりを見せています。

基本情報

信託期間:2025年7月22日

決算:年1回(7月20日)

運用管理費用(信託報酬):税抜1.76%

購入時手数料:税抜3.5%以内

信託財産留保額:なし

委託会社:日興アセットマネジメント

参考 交付目論見書

参考 マンスリーレポート

運用方針

このファンドは、世界各国の株式の中から主にロボティクス関連企業の株式に投資します。

産業用やサービス用などのロボットを製作する企業のみならず、ロボット関連技術であるAI(人工知能)やセンサーなどの開発に携わる企業も投資対象とするようです。

ファミリーファンド方式で運用され、マザーファンド(グローバル・ロボティクス株式マザーファンド)の運用は、アメリカの資産運用会社であるラザード・アセット・マネージメント・エルエルシーが担当します。

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上の図を見ると、ラザード社の運用手腕がすごそうな印象を受けますが、運用能力は判定不能です。

なぜなら、ベンチマークや参考指数が設定されていないからです。

運用実績

ベンチマークが設定されていないうえに、投資対象が世界のロボティクス株式ということで、運用そのものの巧拙を評価するのは困難です。

投資対象が先進国株式全般だったり、日本株式全般だったりすればベンチマークがなくても、運用力の良し悪しが判定できるのですが・・・

とりあえず、モーニングスターでMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込、円ベース)と比較してみました。

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設定が2015年8月31日と若いファンドなので、運用成績に評価を下すには時期尚早な感もありますが、今のところオール・カントリー・ワールド・インデックスに勝っているようです。

ただ、ラザード社の運用能力が高くて、この結果を導き出したのか、ロボティクス関連銘柄のパフォーマンスがそもそも優れていたにすぎないのかは不明です。

今のところ、世界の株式市場全体の平均値には勝利していますから、投資家はゴキゲンな状態でしょう。

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純資産の大きな減少も見受けられません。

これまでのテーマ株ファンドの末路をみるに、将来どうなるかは暗闇の中ですが・・・

組入上位の国・銘柄

組入上位の国

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アメリカ34.6%と日本29.6%が肩を並べるというあまり見ない光景となっています。

アイルランドも7.1%と高位の組入割合となっています。

ジャージーとあるのは、英仏海峡のジャージー島だろうと想像します。

軽く調べたところでは、イギリス王室属領という特殊な地位を活かして、EUに加盟せず租税回避地として栄えているようです。

組入上位の銘柄

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上位に来ているのは、日本とアメリカの企業が多いようです。

おわりに

私は、このファンドのような買付手数料がかかる高コストなファンドに投資することはないでしょうが、その先行きには注目しています。

終わらないブームはありません。

昨今のロボット・AIブームはどこまで続くのか、外野からじっくり鑑賞していこうと思います。

テーマ型ファンドに投資してしまうと、売却タイミングを計る必要性が生じてきますから、長期投資向きではありませんしね。

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