ひとくふう新興国株式ファンドは、何がやりたいんだかよくわからない迷走投信

ひとくふうシリーズに新しく「ひとくふう新興国株式ファンド」が仲間入りするようです。

安房さんの記事で知りました。

参考 海舟の中で資産設計を ver2.0 ひとくふう新興国株式登場…だが、これはラップファンドですか?

また、アクティブ投信界にダメファンドが一つ増えてしまったようです。

基本情報

設定日:2016年7月29日

購入時手数料(税抜):なし

信託財産留保額:なし

信託報酬(税込):年率0.464%程度~年率1.224%程度

決算日:毎年3月3日

信託期間:無期限

委託会社:大和住銀投信投資顧問

参考 ひとくふう新興国株式ファンド|大和住銀投信投資顧問

構造的な高コスト体質、ポートフォリオの予測不可能性

ひとくふう新興国は、複数の新興国株式ETFに投資するファンド・オブ・ファンズ型のアクティブファンドです。

そのため、アクティブファンドとしては異例の低コストぶりだったひとくふう日本株式やひとくふう世界国債とは違って、構造的な高コスト体質です。

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上に転載した1つの戦略につき、1つのETFを抽出して組み合わせていく投資スタイルを取るようです。

投資対象となっているETFの経費率が年率0.14%~年率0.90%となっていますので、ひとくふう新興国のコストも年率0.464%程度~年率1.224%程度と予測不能な幅広さとなっています。

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出典 EDINET

それにしても、随分と沢山のETFを投資可能な対象としていますね。

ここまで多くのETFがあると、どういったポートフォリオになるのか、実際の月報を見ないと何とも言えません。

運用戦略が見えない

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機動的にETFの組み合わせを変更するのではなくて、最小分散・バリュー・高配当・小型・モメンタムのETFに均等配分で投資する投資信託として設計すれば一部の投資家からの需要はあったと思います。

SPDR® MSCI Emerging Markets Quality Mix ETF(QEMM)のように、バリュー・最少分散・クオリティに均等配分で投資して良好な成績を上げている海外ETF(経費率0.3%)もありますしね。

しかし、今回のように何をやりたいのか、運用戦略が見えない高コスト?投資信託は投資家の人気を集めることはないでしょう。

運用状況がどうなっているか、設定からしばらくたったらまた見てみたいと思います。

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