低コストアクティブファンドとして未来を嘱望されていたひとくふうとたわらノーロードplusの運用成績がお通夜状態だった

先日、ツイッター上でωさん(「オメガ」と読むのが正しいそうです。「ふぐり」でもなければ「おしり」や「やわらか」でもない。)から、全力で私のことをヨイショしたコメントをいただきました。

このコメントを読んで気を良くした私は、最近、空気のような存在となってしまっている、ひとくふうとたわらノーロードplusの設定以来の運用成績をインデックスと比較してみることにしました。

チャートはモーニングスターから転載しております。

ひとくふうシリーズ

ひとくふうシリーズはこちらの5本のファンドから構成されています。

  1. ひとくふう日本株式ファンド
  2. ひとくふう世界国債ファンド(為替ヘッジあり)
  3. ひとくふう新興国株式ファンド
  4. ひとくふう先進国株式ファンド
  5. ひとくふう先進国リートファンド

ひとくふう日本株式から順に見ていきます。

ひとくふう日本株式ファンド

ひとくふう日本株式ファンドは、JPX日経インデックス400の構成銘柄に投資対象を絞り込み、価格変動リスクを抑えた運用を目指しています。

野村 インデックスF・JPX日経400との勝負は、トランプ相場に付いていけなかったひとくふう日本株式の敗北に終わりました。

ひとくふう世界国債ファンド(為替ヘッジあり)

ひとくふう世界国債の対戦相手には、SMT グローバル債券インデックス(H有)を選びました。

ひとくふう世界国債の投資対象には日本国債も含まれていますので、先進国債券インデックスファンド(為替ヘッジあり)との比較は本来的には不適切ですので、参考程度にご覧ください。

投資理論上は、為替ヘッジつきの債券ファンドはヘッジコストの分だけ、日本債券ファンドに劣後するとされていますが、この期間の場合はひとくふう世界国債がニッセイ 国内債券に一方的にアンダーパフォーマンスしている様子は見受けられません。

国別構成でフランスやイタリアが日本を上回る組み入れ割合となっているアクティブさには好感が持てます。

純資産総額が3億円、組入銘柄が9銘柄だけというのも、またご愛嬌。

ひとくふう新興国株式ファンド

ひとくふう新興国株式ファンドは、海外ETFを投資対象としているため、ひとくふうシリーズとしては珍しく高コスト体質なファンドです(モーニングスターでは実質コストが0.86%(税込)と表示)。

最小分散ETFの組み入れがあだとなったのかはわかりませんが、上昇相場で取り残され、MSCI・エマージング・マーケット・インデックスに置き去りにされています。

ひとくふう先進国株式ファンド

ひとくふう先進国株式ファンドは、MSCIコクサイ(除く日本)にノックアウトされています。

私は昨年11月に、このファンドに「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016」で2点を投入しましたが、それがフラグとなってしまったかもしれません。

アクティブファンドにして、信託報酬が税抜0.3%という豪快なコスト設定が気に入っているので、今後の巻き返しを期待したいところです(eMAXIS FatことeMAXIS 先進国株式インデックスの信託報酬は0.6%(税抜))。

ひとくふう先進国リートファンド

2016年11月末に設定したばかりのひとくふう先進国リートファンドは、たわらノーロード先進国リートにやや勝利しているようです。

比較期間が短すぎるため、参考程度にしかなりませんが、今後も頑張ってもらいたいと思います。

たわらノーロードplusシリーズ

たわらノーロードplusはこちらの3本のファンドから構成されています。

  1. たわらノーロードplus 国内株式高配当最小分散戦略
  2. たわらノーロードplus 先進国株式低ボラティリティ高配当戦略
  3. たわらノーロードplus 新興国株式低ボラティリティ高配当戦略

たわらノーロードplusはひとくふうと比較すると、全体的に高コストな印象があるため、私の好みからは外れますが、運用成績に関してはチェックしておきたいと思います。

たわらノーロードplus 国内株式高配当最小分散戦略

たわらノーロードplus 国内株式の場合も、ひとくふう日本株式と同様に、市場の肥し状態になってしまったようです。

たわらノーロードplus 先進国株式低ボラティリティ高配当戦略

たわらノーロードplus 先進国株式は、トランプ相場で大やられしています。

計測期間が違うので、厳密な比較はできませんが、ひとくふう先進国株式よりトランプ相場のビッグウェーブに乗れていない印象を受けます。

たわらノーロードplus 新興国株式低ボラティリティ高配当戦略

たわらノーロードplus 新興国株式は初期のころは、MSCI・エマージング・マーケット・インデックスと連動しているような動きでしたが、2016年8月ごろからアクティブに動き始め、今日では12%ほどインデックスから劣後しているようです。

おわりに

ひとくふうシリーズとたわらノーロードplusシリーズは設定された当初こそ、話題にはなりましたが、最近では全く話を聞きませんでした。

調べる前から、なんとなく嫌な予感はしていましたが、両シリーズの治める領地では「兵どもが夢の跡」状態の荒れ果てた原野が広がっていました。

ただ、ひとくふうは全体的にたわらノーロードplusより、良好な結果を収めているように思います(計測期間が短いので何とも言えない面もありますが)。

低コスト派の投資家としては、ひとくふうをこれからもプッシュしていきたいと感じたと同時に、インデックスという巨人に打ち勝つことの難しさを痛感しました。

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