相場が好調になると、投資信託への資金の流入が増えて高値掴みしているという事実

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上はtextreamの日経平均株価スレッドから転載してきた画像です。
私はたまに、ここの買い派と売り派の綱引き合戦を見物しますが、相場が落ち着いてきたこともあるのか、今は買い派が優勢のようですね。
日経平均株価が15000円くらいになっていたときは売り派が優勢だったので、大衆の相場予想は外れるものだという実感を改めて感じます。
株価のリバウンドが2万円台を回復するまで続くのは、この円高状態(アベノミクス前の感覚だとこれでも十分円安)では難しいと私は思いますがどうなるでしょうか?

タイミング投資すると高値掴みしやすい

日本経済新聞(田村正之編集委員)の良記事に、公募投信への資金流出入を日経平均株価連動のファンドへの資金流出入に見立てた興味深いグラフがありましたのでご紹介します。
投資の失敗に「心理のわな」 同調や思い込みで損失 |マネー研究所|NIKKEI STYLE
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公募投信への資金流出入を日経連動ファンドを売り買いするタイミングと仮定すると、グラフの期間の平均購入価格を計算すると約1万5500円(線1)となるそうです。
ちなみに、同じ期間の株価の平均は約1万3280円だったようなので、損失を出す結果になってしまっています。
一方、ドルコスト平均法で毎月一定額ファンドを買い付けし続けると仮定すると、平均購入価格は約1万2270円(線2)となるそうです。
タイミングを計らずにドルコスト平均法を実践している人たちは、日経平均株価が1万2270円を割り込まなければ、含み損状態にはならないのでまだまだ精神的に余裕がある状態だと思われます。
逆に言えば、長期投資を標榜しているブログがいつの間にか閉鎖されたりするのは、株価がそのくらいのラインを十分に下回った頃合いかもしれません。

テーマ型の投資信託はやめよう

田村さんの記事では、テーマ型の投資信託に投資してはいけない理由についても触れられています。

一例として過去十数年の新規設定投信の顔ぶれをみてみよう。「IT(情報技術)」「中小型株」「新興国通貨」「海外不動産投信」「シェールガス関連」などが相次ぎ登場し、いずれも「旬のテーマ」「成長性が見込める」などとして、個人投資家の人気が盛り上がった
しかしこうしたテーマ株は、投信の設定時にはすでに買われて割高になっていることも多い。モーニングスターが1999年度から2010年度まで各年度の新規設定投信の販売上位を対象に調べたところ、3年後には7割弱が同じ資産クラスの市場平均を下回った

市場で特定のテーマが盛り上がり始めてから、運用会社は投信の設定を準備していくわけで、いわば出遅れ勢となってしまうわけです。
販売員のセールストークを鵜呑みにしてテーマ型投信を買った個人投資家は結果的に高値掴みして、上がりすぎた株が市場平均に収れんしていく「平均への回帰」の流れの中で損失をこうむるわけです。
新設投信(過去6カ月)の当初設定額ランキングが、ぼったくりファンドばかりだった
新設投信の当初設定額ランキングで1位にランクインした「グローバル・ロボティクス株式ファンド(1年決算型)」の将来的な成績が楽しみですね。

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