原油価格が1バレル10ドルに下落するかもしれないと商品アナリスト

原油の底値当ては難しい

現在、原油価格は20ドル台後半で推移しています。
原油価格が急落し始める前の2014年6月の高値は107.7ドルでしたから、高値からは7割程度の下落となります。
スタンダード・チャータード銀行の商品アナリストは原油価格がさらに下落する可能性があるとみているようです。

アナリストらは、リサーチリポートのなかで「現在、石油市場を動かしているのはファンダメンタルズではなく、米ドルや株式市場など、他のアセット価格の変動に伴う資金フローだ」と指摘。「価格が下がり過ぎだと市場全体が認識した時に初めて底入れするが、その水準は1バレル=10ドルまで下がった場合だとわれわれは考えている」と表明した。

【引用元】
原油価格、1バレル10ドルまで下落する可能性=スタンチャート
結局、原油の底値がどこにあるのかはっきりしたことはわかりません。
過去のチャートを見ると、1バレル10ドルから25ドルくらいのレンジで推移していた時期があるようなので、10ドル台までなら下落してもおかしくなさそうな感じはします。
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投資法はどうする?


原油の割安感に着目して、原油ETFへの長期的な投資をしようとする人がいるようですが、その方法は投資効率がよくないものだと考えられます(明瞭な相場感がある人が短期投資のツールとして使う分にはよいですが)。
コンタンゴによる損失によって長期的にETFの基準価額が減価していく問題や株や債券と違ってインカムゲインが生み出されないため配当再投資の威力が発揮されないことが理由にあげられます。
原油ETFへの長期投資をおすすめしないワケ
原油価格のリバウンド狙いで長期投資に踏み切りたい方は、iシェアーズ グローバル・エネルギー ETF(IXC)かバンガードR・米国エネルギー・セクターETF(VDE)あたりに投資されるのがベストかと思います。
その際には、「落ちるナイフ」を取りに行くリスクを十分承知の上で投資してください。
石油取引会社、原油の洋上貯蔵を検討-陸上タンク満杯で – Bloomberg
イギリスのBPのように、原油を洋上の超大型タンカーで貯蔵して利益を上げようとしているエネルギー企業もあるようです。
思惑通りに原油価格が戻れば、大きな株価下落リスクにさらされた分だけのリターンは期待できるかと思います。

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