そろそろハイイールド債に投資する好機?ハイイールド債からREITに個人マネーが流出

三菱アセット・ブレインズによると、ハイイールド債に投資する投資信託からの資金の流出超過は2016年3月で20カ月連続となるようです。

ハイイールド債とは、低格付けでハイリスクな見返りとして、投資家に高い利回りを提供する債券のことです。

ポートフォリオの値動きを安定させる役割は期待してはなりません。

逆に、不動産投資信託(REIT)市場では、個人投資家の資金の流入が起きているようです。

ハイイールド債投信は2014年8月から16年3月までに、計1兆1000億円強の資金流出を経験する一方、REIT投信には同期間に計3兆円強が流入しています。

参考 個人マネー、低格付け債投信から流出 資源安で  :日本経済新聞

平均的な投資家の動向が逆指標に見えてしまう病気

マイナス金利の導入で、各アセットクラスの中で国内REITのパフォーマンスがトップを飾った2016年2月に国内REITファンドから大きな資金流出が起こっていたという話もありますから、大衆投資家に右にならえをしていても意味はありません。

参考 【2016年2月】マイナス金利導入で、No.1リターンだった国内REITファンドからの資金流出が過去最大という逆指標っぷり

冒頭で紹介した日本経済新聞の記事では、REITが人気を集める理由として、「市場金利がマイナスになる中、安定した利回りを確保できる」としています。

しかし、REITは株式以上にボラティリティの高い資産クラスですから、安定とは程遠い実態があります。

リスク志向の投資家が投資しているのなら、別に問題はありませんが、リスク許容度が低いのが一般的であろう年金生活者などがインカム収入ありきでハイリスクな投資対象を選定しているのなら歓迎できない出来事だと思います。

株安になると買い場

ハイイールド債はジャンク債とも呼ばれ、値動きに安定感のある資産クラスではありませんが、値ごろ感のある水準で投資できれば、リスクに見合った水準の利子収入を手に入れることができると思います。

フィデリティの販売用資料によると、米国ハイイールド債券の利回りは市況が悪かったころの2016年2月11日には、 10.2%になっていたとのことですから、こうした時に躊躇なく買い注文できる胆力のある人なら投資してもいいのかもしれません。

エネルギーセクターの債券の組入割合は11.02%に過ぎませんから、原油安になろうとそこまで心配はいらないと考えられます(ただし、株安局面になると同じようにこちらも値が下がる)。

現在、iシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債 ETF(HYG)の過去12ヶ月分配金利回りは5.71%となっています。

ちなみに、HYGの総経費率は0.5%となっています。

私は債券には投資しないのが現在のスタンスなので、投資しませんが、リスク許容度が高くてインカム志向な人はウォッチしておいてもいいかもしれません。

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