年利25%の運用ができるし、アンティークコイン投資は素晴らしい(白目)

最近、ワイン投資やウイスキー投資など、非伝統的な実物資産への投資が一部で流行しているようです(流行しているというより業者が流行らせようとしているだけな気もする)。

今回は、アンティークコイン投資について取り上げたいと思います。

年利25%という爆益コイン投資

グーグルアドセンスの広告でアンティークコイン投資の広告を見かけたので、思わずクリックしたところ、リンク先の宣伝ページでコイン投資インデックスの10年リターンが+248%というインパクト感のある情報が提示されていました。

参考 Universal Coin

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これは、年利に換算すると25%というとてつもない数字になります。

クラシックカー投資の10年リターン+395%という数字もぶっ壊れ感がありますが、取引・管理コストを考慮しないインデックスという数字ベースではコイン投資が見事なリターンを上げているようです。

「歴史的な価値に裏打ちされているコインは、減ることはあっても新しく増えることはない」というアンティークコイン投資でよくある宣伝文句は確かに嘘ではありません。

新たに創造できない価値をその身にまとったコインへの投資は、金や原油、小麦など単純なコモディティへの投資とは違う性格を持っています。

しかし、手数料は・・・

コインの実取引の際に、業者の提示する取引手数料は、投資信託・ETFなどの有価証券と比べて、明らかに割高でぼったくりと言っていい水準です。

コインの販売時には、市場価格に5-15%程度の手数料が上乗せされます。

売却の際には、市場価格の10%の手数料がかかります。

ぼったくり系投資信託の3%の販売手数料がかわいく見える高コストぶりです。

悪くすると、いきなり、15%の含み損状態からスタートするわけですから、アンティークコイン投資に年利25%のリターンがあると仮定しても、運用資産へのダメージは大きいものになるでしょう。

それに、素人投資家にコインの価値の判定などできません。

粗悪なコインを高値掴みさせられるリスクは常にあると思っておいた方がいいでしょう。

インデックス上では高リターンでも、実際に取引をすると、多くの投資家は業者に金を巻き上げられるだけの結末を迎えることになるでしょう。

コインには管理費用がゼロという嘘

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アンティークコインは1つにつき数十万円から数百万円くらいはする代物です。

自宅にケースに入れて保存しておくにしても、盗難、強盗リスクや火災、大地震・津波等への備えを万全にしておかなければなりません。

コインを安全に維持していこうとすると、結局、保管費用は高くつくと思います。

私としては、価値もよくわからない実物資産へ投資するよりも、インデックスファンド、ETFへ投資して、大樹を育てるようなイメージで長期投資に励んでいきたいと思います。

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コメント

  1. プルート より:

    販売業者は古銭だから供給が増えない→値崩れしないというセールストークをしているようですが、日本より巨大市場のアメリカでは需要が減少していて価格も下落基調だそうです。
    業者もインチキなのもあるようですし要注意です。
    http://nevada-higaisha.net/home/

    • わかま屋 より:

      プルートさん、コメントありがとうございます。
      結局、マニア垂涎のアンティークコインだろうが、需要が伸びていかないことには価格も思うように上がっていかないでしょうね。
      元本割れしようが、コインを鑑賞して満足できる好事家向けの商品で、コインマニアでもない人がわざわざ、投資対象として選ぶ価値はありません。