2016年はエネルギーセクターと新興国株への投資が報われた年だった

2017年の2月になっていますから、今さらではありますが、2016年の相場を振り返りつつ、今後投資妙味がありそうなセクター、国を予想してみたいと思います。

エネルギーセクターが息を吹き返す

出典Emerging Markets Performance • Novel Investor

原油価格の低迷で、2014年(-7.8%)から2015年(-21.1%)のエネルギー企業はセクター別パフォーマンスで最下位になるという苦境に陥っていましたが、2016年には見事トップのパフォーマンス(27.4%)を記録しています。

原油価格が上昇する前は、シーゲル理論(生活必需品、ヘルスケア、エネルギーセクターを推奨)の信奉者たちが、なぜか生活必需品とヘルスケアセクターの銘柄にばかり注目して、エネルギーセクターを軽視する傾向にありましたから、やはり、投資家というものは直近の値動きに無意識的な影響を受けてしまうものなのでしょう。

値ごろ感投資家の私としては、2017年に投資妙味が出てきそうなのは、ヘルスケアセクターだと思いますが、2011年から2015年までヘルスケアのパフォーマンスがS&P 500に打ち勝つ、目覚しいものであったことを考慮すると、まだまだ下落余地があるようにも思えます。

ブラジルとロシアの株がリバウンドする

出典Emerging Markets Performance • Novel Investor

ブラジルもロシアも政治的に不安定な上に、資源安で経済が低迷していて、投資家からは嫌厭されていた国でしたが、2016年は原油価格の上昇の恩恵を受けて、それぞれ66.8%、55.9%と良好なパフォーマンスを発揮しています。

出典iシェアーズ MSCI ブラジル・キャップト ETF

出典iシェアーズ MSCI ロシア・キャップト ETF

運用成績のランキングは、毎年入れ替わりが激しいものですから、今さらブラジルとロシアの株式ETFに投資する気にはなりませんが、今後、どこまでリバウンドしていくのか、気にかけておきたいと思います。

出典iシェアーズ MSCI トルコ ETF

2015年(-31.6%)、2016年(-8.1%)と運用成績が下位にあり、落ちるナイフ状態に見えるトルコ株式はそろそろETF経由で投資してもいい水準ではないかと感じます。

一極集中的に、単一の新興国に投資するのはカントリーリスクが高いと思いますが、ポートフォリオの一部分を割り当てる程度であれば、政情不安定なイスラム国家のトルコに投資するリスクも許容できる範囲内で収まるでしょう。

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