可変レバレッジド・ポートフォリオ―誰もがバフェット越えできる世紀の大発見―

米国株ブームで米国株ブログ村は、おなじみの限られたメンバーで回していた時代から玉石混淆の時代に突入しました。最近、米国株ブログ界で頭角を現してきた「ROKOHOUSE シーゲル流ロジカル投資術」というブログがあります。残念ながら、近ごろ登場してきた米国株ブログには、人気ランキング上位であっても、米国株投資を賛美するだけの玉とは認めがたいブログもありますが、ROKOHOUSEは間違いなく人気にふさわしい実力を備えた優良ブログでしょう。

hiroakitさんが今月、投稿した記事に可変レバレッジド・ポートフォリオという面白いネタがありましたので、当ブログでも取り上げたいと思います。

参考ROKOHOUSE式 可変レバレッジド・ポートフォリオ | ROKOHOUSE シーゲル流ロジカル投資術

レバレッジETFは単体では長期投資に向いていないが…

ROKOHOUSE式 可変レバレッジド・ポートフォリオは、下記の3つのETFにより構成されます。

Direxion デイリー S&P 500 ブル3倍 ETF(SPXL)

Direxion デイリー 20年超米国債 ブル3倍 ETF(TMF)

バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)

ブル3倍 ETFのSPXLとTMFのボラティリティは強烈でしょうが、記事によると、定期的にリバランスを実施し、それぞれのETFの保有割合を一定に保つことで、シャープレシオを改善しつつ、リターンを向上させることができるようです。

レバレッジド・ポートフォリオは、株式と債券の逆相関性を当て込んだ運用アイデアです。バックテストでは、S&P500連動のETFに100%投資するより、BNDに50%、SPXLに30%、TMFに20%投資した方が、リスクも少なくなるうえ、リターンも向上するという結果が出ています。

レバレッジETFでは、原指数が上下動を繰り返すほど減衰効果が働き、パフォーマンスが悪化します。そのため、レバレッジETFは短期的な投機向けの金融商品であって、長期投資にふさわしいツールではないというのが通俗的な見解でした。私がレバレッジド・ポートフォリオの世界に足を踏み入れることはないでしょうが、レバレッジETFが長期投資で全く利用価値がないというのは、間違った見解だと思い知らされました。

バックテスト通りいけば誰もがバフェット越えできる

2009年5月から2017年11月までの期間で、「リスク許容度:大」のレバレッジド・ポートフォリオは、26.31%の年率リターンを記録しているそうです。バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイは同期間、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)を抜いたり抜かれたりの似たり寄ったりなパフォーマンスでした。

今回、日本人ブロガーによって、米国株投資界の英雄であるバフェットを上回ることができるポートフォリオが「発見」されたのですから、衆人の注目を集めないわけはありません。

ただ、それと同時に今日に至るまで、このような好パフォーマンスでシンプルなポートフォリオの情報がなぜ、流布していなかったのか、疑問に思う感情も出てきます。このポートフォリオを過去に発見した人物は、何らかの点を懸念して実行に移さなかったのか、それとも「秘密のポートフォリオ」にしていたのか、実際のところはよくわかりません。

hiroakitさんは賢い方ですから、暗愚派の投資家である私には見えないものが見えているのかもしれません。すでに、この投資法を実践に移しているとのことですから、今後の運用報告の記事を楽しみに待ちたいと思います。

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コメント

  1. たまの より:

    これはぜひともやってみたいですね。spxlが楽天やマネックスで買えれば。

    • わかま屋 より:

      たまのさん、コメントありがとうございます。
      SPXLは、SBI、楽天、マネックスの主要ネット証券で取り扱いがありますので、投資する際のハードルは低くなっています。
      可変レバレッジド・ポートフォリオの構築に挑むのであれば、武運長久を祈ります。

  2. たつひこ より:

    SPXL-TMFタイプなら海外のフォーラム見る限り2015年くらいから流行ってますよ