バフェット指標によると、日米の株式は割安どころか割高

株価急落で含み損を抱える人も多いだろうが、意外とみんな元気

日経平均株価は2015年6月24日の高値20952円から、年明けの波乱相場を経て1月21日には16017円と23%ほど下落しました。
また、ダウ平均株価は2015年5月19日の高値18351ドルから、今年1月20日には15450ドルと16%程度の減少となっているようです。
世界金融危機の最中だった2008年くらいのレベルまで下げてきている新興国株式と違って、実際のところ、日米の株はまだ慌てるほど下げていないようです。

名目GDPを株式時価総額が上回ると調整が入る傾向

名目GDPを株式時価総額で割ったバフェット指標で見ると、アメリカの株式は依然として割高圏にあるようです。
緑の線はアメリカの名目GDP青い線は株式時価総額です。GuruFocus.comから転載。
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2000年代初めのITバブルの崩壊や2008-2009年の暴落も、このグラフで見れば「名目GDPを株式時価総額が上回ったから、調整が入った」という一言で説明できてしまいます。
この先どうなるかは神のみぞ知るところなので、米国株式インデックスの天底予想はしませんが、上値余地と比べて下値余地は大きいと考えられます
新興国株に悲観的で米国株に強気なアナリストもいたような気がしますが、彼らの予想はどうなるでしょうかね?

日本株はどうなのか?

下のグラフは日本の株式時価総額と名目GDPの比率を表したものです。GuruFocus.comから転載。
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バフェット指標のアイデアに従うと、100%(下から数えて1番目の青い横線)を超えると、割高圏となります。
今現在は133%の水準にあるようです。
バフェット指標が日本でも有効だとすると、ここで積極的に買いを仕掛けるのは得策でないという判断になると思います。
バブルの最盛期には、株式時価総額がGDPの3.6倍となっていたようなので、後から振り返ると明らかに異常値ですね。
『日本株は、バブルではない』 という本があるようですが、確かに現在の日本株はバブルではないと思います。
今の日本株は、バブルではなく割高圏にある程度と考えるのがよいでしょう。

追加で資金を投入する用意がある人は弾切れに注意

長期投資派の人の中には急落相場を利用して、ETFに余剰資金を投入する人がいるようです。
この場合には、本格的な暴落が来る前に全弾打ち尽くした状態にならないように、分割で資金を投入していくのが賢明だと思われます。
キャピタルゲインを追い求める短期投資派であれば、ポートフォリオの現金比率を高めておくのがよいかもしれません。
そうしないと、暴落後に身動きが取れなくなってしまいますからね。
私が下目線になってしまったので、当面は相場が反転するかもしれません。
しかし、バフェット指標の日米における有効性は、軽視できない程度に高いと考えています。
いずれ、日米の株式市場は本格的な調整局面を迎えることでしょう。

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