新興国の小型株に投資するETF、EEMSは今のところ市場平均を上回っている

EEMSの正式名称は、iシェアーズ MSCI エマージング・マーケット小型株 ETFです。
MSCI エマージング・マーケット小型株インデックスに連動するように運用されていて、総経費率は0.69%と一般的な時価総額加重平均型のETFより、お高くなっています。
純資産総額は1ドル117円のレートで計算すると、105億円程度と少なめですが、そもそもの出来高が少ない小型株に投資するということを考えると、むしろこれでいいのかもしれません
小型株効果に注目が集まりすぎると優位性は失われて、高いボラティリティだけが残ってしまいますからね。
EEMSはMSCIの指数に連動していますから、韓国が投資対象に含まれています
FTSE エマージング指数に連動するように運用されているバンガード・エマージング・マーケット ETF (VWO)の過去3年のリターンは-6.82%でしたが、EEMSは-2.39%とVWOを上回る結果を残しました(2015年12月末時点)。
結果的には、資源国でない韓国の存在が株価下落の影響を和らげていたようですね。
EEMSは過去3年のリターン(-2.39%)では、新興国の大型、中型、小型の株式に包括的に投資する同じiシェアーズのETF、IEMGの-6.19%というリターンを上回っています(2015年12月末時点)。
IEMGとEEMSを国別構成比率で見てみると、EEMSはIEMGより中国のウエイトが低くなっています
また、EEMSではブラジル株がトップ10入りしていません。
下落幅が大きい中国株やブラジル株のウエイトの少なさが、EEMSの好調さをもたらしたのかもしれませんね。

IEMGは投資対象が、金融と情報技術セクターに46%と集中しています。
一方、EEMSは相対的にセクターが分散していて、バランスよく投資されている印象です。
セクターの構成比率という面では、経済発展の影響をダイレクトに受けそうなEEMSの方が好ましいと考える人が多いのではないでしょうか。

小型株効果が新興国市場でどれだけ発揮されるか、今後のリターンの推移が楽しみなETFの一つです。
買付手数料無料の恩恵を受けるNISA枠の投資候補として、興味深い銘柄です。

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