SBIと楽天でサイバー・セキュリティETF(HACK)と超高配当ETF(YYY)に投資できるように

1月29日から楽天証券で、2月5日からSBI証券で、ピュアファンズ・ISE・サイバー・セキュリティー・ETF(HACK)とイールドシェアーズ・ハイ・インカム・ETF(YYY)の取り扱いが開始された模様です。

マニアックなETFに投資可能に

HACKは、世界のサイバーセキュリティー関連銘柄に投資するテーマ型のETFです。

経費率0.75%、構成銘柄数35となっています。

日本のトレンドマイクロ社も投資対象になっているようです。

YYYは、毎月分配型のETFです。

直接株式や債券に投資しているのではなく、30のクローズドエンドファンドに投資するファンド・オブ・ファンズ形式のETFのため、経費率はETFとしては異例の高さの1.82%となっています。

分配金利回りに至っては、10.77%というわけのわからないことになっています

分配金でカモを釣り上げる高コストなETFですね。

下のサイトによると、投資対象のファンドには新興国債券やハイイールド債、バンクローン、MBSに投資するものが含まれているようですので、ハイリスクな商品設計となっています。

こんなETFはイヤだ! | 初心者のためのETF投資入門

計算したわけではありませんが、投資先に投資不適格級の債券が多いであろうことは想像できます。

ハイイールド債、バンクローン、MBSと聞いて、ピンとこない人は投資するべきではありません。

また、何がどのくらいの割合で組み込まれているかわかりにくいので、ETFマニアの人にとっても、使えないファンドといえます。

HACK対VT

HACK(青線)とVT(赤線)を2年チャートで比較したチャートを下に転載しました(Yahoo! Financeより) 。

VTはインデックス投資家にとってはおなじみの、全世界の株式時価総額の98%以上をカバーするETFです。

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中盤までは、HACKがVTに対して優位でしたが、2016年に入っての急落相場での下落率がVTよりも高く、逆転されてしまいました。

「質への逃避」の流れの中で、相対的に売り込まれてしまったのでしょうか?

テーマ型株式の弱点が出てしまったようですね。

世界のサイバーセキュリティー関連銘柄より、世界の株式に時価総額ベースで投資した方が長期投資のリターンは高いようなので、HACKの利用価値はなさそうです。

YYY対VWOB

YYY(青線)とVWOB(赤線)を2年チャートで比較したチャートを下に転載しました(Yahoo! Financeより) 。

VWOB(バンガードR・米ドル建て新興国政府債券ETF)は、YYYと同じ毎月分配型ETFです。

経費率は0.34%とお安く、分配金利回りは2016年1月末の時点で、4.95%となっています。

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こちらは先ほどの比較より、勝敗がはっきりしていますね。

23.14%分、赤のVWOBが勝っています。

VWOBも投資不適格級の債券の組み込み割合が多いETFですが、YYYより商品設計がわかりやすいく、低コストなのは評価できます

高コストなうえに運用成績が悪いYYYに投資する旨みは、全くないと思います。

更新情報はこちらから入手できます

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