日銀が買い入れする「設備・人材投資ETF」が5月中旬に上場へ

日銀はアベノミクスを側面から支援するために、賃上げや雇用拡大、設備投資に積極的に取り組む企業を投資対象とする新ETFを毎年3000億円買い入れる方針です。

研究開発費を増やしていたり、保育支援を充実させていることもETF組み入れの条件のようです。

野村アセットと大和投信が一番手

日本経済新聞によると、すでに野村アセットマネジメントと大和証券投資信託委託は独自商品の開発を終え、新型ETFの上場を東証に申請、手続きが順調なら5月中旬には上場するとのことです。

それに続いて、5月下旬から6月には日興アセットマネジメントとDIAMアセットマネジメントのETFが上場すると観測されています。

三菱UFJ国際投信も急いで商品開発に取り組んでいるらしいですが、いつ上場するのかはまだ不明です。

参考 賃上げ銘柄組み入れたETF、5月上場 日銀購入へ  :日本経済新聞

業界大手なだけあって、野村と大和が新ETF組成の一番手となりましたが、この商品開発力が手数料が割高なラップ口座に注がれて浪費されているのは惜しいですね。

ネット上の評判は悪い

私が見逃しているだけかもしれませんが、ネット上で「設備・人材投資ETF」に対する肯定的な評価は全くと言っていいほど見かけることがありません。

新ETFを日銀が買い入れするとしても、それで日本経済が活性化するかは不明瞭なのに対して、市場の価格形成機能が人為的にゆがめられることは100%確実ですから、反対意見ばかりなのも理解できます。

「ゴミみたいなETF」というツイートがあるように、新設ETFが市場平均のTOPIXより高いリターンをもたらすイメージが湧いてきません。

無駄な投資はやめて、配当を引き上げよう

国内市場が収縮していく中で、カネ余りの日本企業がすべきなのは、設備投資や人材投資ではなく、配当性向の引き上げでしょう。

国策に協力して、過剰なリスクテイクに乗り出した企業は、アベノミクス崩壊と同時に「高いたかーい→ドスン」とやられる可能性もありますから、新ETFは長期投資の対象にはしない方がよさそうです。

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