石炭株ETFのKOL(ヴァンエック ベクトル 石炭株ETF)が値ごろ感的に魅力的

昨今の資源価格の低迷を受けて、エネルギー系企業は全体的にバリュー感のある株価水準となっていますが、とりわけ石炭株は大きく売り込まれているようです。

今回は、石炭価格がリバウンドすれば、大きなリターンを狙えるであろうマーケット・ベクトル 石炭株ETF(KOL)を取り上げます。

基本情報

設定日:2008年1月10日

連動指数:MVIS Global Coal Index

銘柄数:27

純資産総額:$56.3M

総経費率:0.66%

SEC30日利回り:2.25%

分配頻度:年1回

参考 KOL – VanEck Vectors Coal ETF | Snapshot | Equity ETF- VanEck

上位構成の国・銘柄

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KOLの上位を構成する国は中国28.5%、オーストラリア18.2%、アメリカ15.2%、カナダ13.8%となっています。

石炭企業に投資するだけあって、国家割合は変則的な構成となっています。

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世界の石炭株ということで知名度が低い銘柄ばかりとなっています(私にとって)。

自分に縁もゆかりもない石炭株の個別株に投資するのは、ハードルが高いと考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、ETFというツールを使えば、いちいち企業の財務や事業ポートフォリオの分析をする手間を省いて石炭株をまとめ買いできます。

過去のパフォーマンス

では、過去のパフォーマンスを見ていくとしましょう。

2008年7月~

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KOLは-82.77%と見事に売り込まれています。

全世界エネルギー株ETFのIXC(-35.13%)と比較しても、その下落幅は大きいものです。

時価総額ベースで全世界の株に投資するVTは20.49%と、さすがの安定感を見せています。

クリーンエネルギーがもてはやされる昨今、石炭というもののイメージが悪くなって買いが入りにくいのがKOLが不調な原因でしょうか。

過去1年

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比較の尺度を過去1年というレベルにしても、IXC(-12.44%)とVT(-7.22%)に対するKOL(-30.66%)の劣勢は一目瞭然です。

年初来

過去1年以上の比較だと惨敗していたKOLですが、年初来のチャートだと強さを見せています。 2016-06-12_11h46_11

売り込まれる度がエネルギー株より大きかった石炭株が、より大きな価格回復力を持っているのもリターン・リバーサルという観点からは納得できる話です。

おわりに2016-06-12_11h52_24

現在のKOLの株価は世界金融危機(リーマンショック)のころよりも、低い水準にありますから、ポートフォリオの一部分を割り当ててみるのも面白いかもしれません。

石炭産業株はオールドエコノミーに属していますから、妙に期待が集まることもなく、割安な株価水準で投資できる好機に思えます。

また、石炭による環境への悪影響(PM2.5の最大の排出源は石炭らしい)が懸念されていて、機関投資家は投資しづらい銘柄群ですから、自由に銘柄を選定できる個人投資家ならではのエッジを発揮できるかもしれません。

エネルギー株ETFに投資して油まみれになるのもいいですが、石炭株ETFに投資して煤まみれ見なるのも一興というものです。

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