SBI証券が海外ETFの積み立て投資対応を検討中という朗報

バンガードの超低コストETFを筆頭に、様々なインデックスに連動する海外ETFが日本では取引可能です。

しかし、投資する際に、自動で積み立てることができず、手動で指値を入力しなければならないという煩雑さがありました(SBI証券の場合)。

慣れれば大した手間ではありませんが、海外ETFに対するなじみが薄いライトな投資家にとっては、新規参入の際の高いハードルとなっていることは間違いありません。

海外ETFの積み立て投資に1~2年内に対応!?

日経ヴェリタスによると、SBI証券の坂本英文執行役員が「(海外ETFの積み立て投資に)1~2年内に対応できるように検討したい」と語っているようです。

参考 海外ETF 「使える」ワケ  :日本経済新聞

以前、SBI証券では「夜勝つ!キャンペーン」で夜間取引に関するアンケート調査を行っていたことがありました。

SBIが用意した質問の中で、海外ETFの「自動積立サービス」に興味があるかどうか尋ねる設問があったのが印象的でした。

アンケートでは、「金額積立」と「株数積立」に興味があるかという項目もあって、自動積立の実現に期待感を膨らませるものでした。

参考 海外ETFの「自動積立サービス」に興味のある人は参加しよう SBI証券が「夜勝つ!キャンペーン」のアンケートを実施中

海外ETFの積み立て投資の実現が100%確定したわけではありませんが、SBI証券全体として積立サービスの実現を前向きに検討していることがはっきりしたので、今回入ってきた情報は喜ばしいことです。

私としては、決められたポートフォリオの割合通りにETFを買い増していける「金額積立」の実現に期待したいと思います。

ETFを買う際には投資信託と違って、取引の際に「取引価格×株数」という枠組みに縛られますから小口投資家の場合は、綺麗な割合で買い増していくことが難しい現状があります。

「金額積立」なら、端株という形で綺麗に買い増しを行うことができるでしょうから、ポートフォリオのバランスのゆがみに気を配る必要も低くなるでしょう。

「VT三分の計」がやりやすくなる

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(ティッカー:VT)という全世界の株式に時価総額比率で投資する低コストETFがあります。

VTは経費率が0.14%と良心的な海外ETFですが、手間をかけられるならVTに投資せず「3等分」して投資したほうがより低コストで高リターンな投資を行うことができることが判明しています。

いなぐらパパさんの調べによると、VT単体で過去5年投資した場合のトータルリターンは5.42%、VTIとVEA、VWOをVTにならう形で組み合わせて投資した場合は6.39%となりました。

VT単体の場合の組み込み銘柄数は7538、VTI+VEA+VWOの場合は11399です。

VTI+VEA+VWOというポートフォリオを構築し、より幅広く分散された投資が行われることで、株価が重い超大型株がポートフォリオに占める割合が減り、全体のパフォーマンスを向上させたのではないかと思われます。

参考 世界分散の株式ファンド比較 VT = VTI + VEA + VWO – 田舎暮らし家族のアクティブ投資日記

ちなみに、VTを3等分して投資する投資戦略を「VT三分の計」と語感よく名付けた方はたわら男さんです。

参考 他人のブログを勝手に絶賛するシリーズ(1) 「VT三分の計」 – 40代でアーリーリタイアしたおっさんが   たわら先進国株でベンツを買うブログ

「VT三分の計」に使うETF

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(ティッカー:VTI)→米国株ETF

バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF(ティッカー:VEA)→米国以外先進国株ETF

バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(ティッカー:VWO)→新興国株ETF

上記の3つのETFがVTの「3等分」に必要なETFです。

厳密な割合ではありませんが、VTIを50%、VEAを40%、VWOを10%という割合で投資していけば、VTの上位互換のオリジナルファンドを構築するには十分でしょう。

SBI証券が、NISAのETF買付手数料無料サービスを自動積立にも適用してくれれば、これまでにないほったらかし度合いでVTを上回る国際分散ポートフォリオを作ることができます。

おわりに

SBIが海外ETFの積立対応を検討し始めた動きに、楽天証券やマネックス証券も追随してもらえると、海外ETFの取引が盛り上がって、取引可能銘柄のラインナップが増えていくことが期待できます。

顧客をSBIに流出させないためにも、楽天とマネックスの両社には積極的に追随していってもらいたいところです。

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コメント

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