【前向き日本】設備・人材投資ETFが軒並み市場平均に劣後していて、「やっぱつれえわ」

今年、日銀の要請に応じて、設備・人材投資に積極的な企業を投資対象とするETF(通称:賃上げETF)が多数上場しました。

日本経済新聞の記事によると、新設されたこれらのETFは市場平均に大きく劣後していたようです。

参考日銀買い入れ新型ETF 主要指数に比べ伸び悩み  :日本経済新聞

賃上げETFに投資してしまった投資家は前向きになれない

ETFが出揃った6月29日から12月2日までの期間にTOPIXは18.46%のパフォーマンスを記録したようです。

一方、賃上げETF勢はもっとも良好なパフォーマンスであったダイワ上場投信-MSCI日本株人材設備投資指数ですら、16.98%という結果に終わっています。

上昇率14.97%とTOPIXに3%以上劣後してしまった「MAXIS JAPAN 設備・人材積極投資企業200上場投信」の愛称は前向き日本ですが、このETFに投資してしまった投資家は前向きな気分になるどころか、苦虫を噛み潰したような顔をしていることでしょう

大型グロース株に長期投資はやめよう

日本経済新聞は、次のように分析して記事を結んでいます。

新型ETFは、日銀が示す設備投資などのテーマ上、大型グロース(成長)株寄りの商品になり、その時々の相場の選好により不利な面もある。政府の後押しを受けて設備投資や人材投資に積極的に取り組む企業が将来の国内成長を支えるという面を考慮すると、中長期的な視点でとらえるべき商品といえるだろう。

賃上げETFの特性上、大型グロース株が多く組み込まれてしまうため、その時々の相場状況によって不利になることもあるとし、中長期的な視点でとらえるべきとしています。

私は投資において、中長期的な視点は欠かすことのできない要素だと考えていますが、賃上げETFに長期投資する必要はないと思います。

なぜなら、大型グロース株の過去のリターンは、市場平均に長期的には劣後するものだからです。

過去30年のリターン

ラッセル野村 総合インデックス (配当込み):+1.5%

ラッセル野村 大型 グロース (配当込み):-0.9%

ラッセル野村 小型 バリュー (配当込み):+5%

参考ETF・インデックスファンドなら!『わたしのインデックス』

日本株全体に投資する「ラッセル野村 総合インデックス」は過去30年で年率1.5%というパフォーマンスでしたが、「ラッセル野村 大型 グロース」は-0.9%とマイナスリターンを記録しています。

市場平均を上回ることが長期的に期待される小型バリュー株のインデックスファンドがあれば、それに投資してみたいところですが、大型グロース株に偏重して投資する結果をもたらしてしまう、賃上げETFへ投資する必要は全くないと思います。

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