事前予想を覆してeMAXIS Slim 先進国株が地すべり的な勝利を収めた理由:投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018

1月13日に投信ブロガーによるイベント、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」が開催されました。私は、信託報酬最安値への追従を実行し続けてきた「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」に5ポイント投票していました。
参考 ニッセイ外国株とeMAXIS Slim 先進国株の政権交代はなるか:「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」に投票一方通行投資で気楽に資産形成。

FOY2018の結果

最終的な投票結果は、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」が第1位(177ポイント)となり、第2位の「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」(127ポイント)に対して、大差で勝利する結果となりました。

私の観察では、Slim陣営とチームニッセイ(古参ブロガーを中軸として組織される強固なニッセイ外国株支持層)との戦力差は拮抗しているように見えていましたが、実際にはSlim 先進国株が地すべり的な勝利を収めました。

私が予想を誤った原因として、Slim陣営の投資家とチームニッセイの投資家との間に存在する発言力の格差があげられます。

チームニッセイ

チームニッセイは、投資経験を数年以上積んで、ブログ運営歴もそれ相応に長い投資家が支持層の中核を担っています。

2013年12月に設定されたニッセイ外国株は、SMTや元祖eMAXISによるなれ合い体制にくさびを打ち込み、インデックスファンド界の勢力図を瞬く間に塗り替えました。このニッセイ外国株の黄金時代の恩恵を最も受けてきたのは、チームニッセイを構成する古参投資家にほかなりません。

投資を長らく継続してきた彼らは、ブログやTwitterでの発言力も高く、「ニッセイ!ニッセイ!ニッセイ!」とこだまする歓呼の声が実態以上に私の耳に届いてしまいました。

チームニッセイの面々の多くは「投資の型」がすでに定まっており、ほかのファンドへ乗り換えをするにしても含み益への課税が発生するため、あまり現実的ではありません。結局のところ、ニッセイ外国株の永久ホールドこそが自らの利益につながるため、彼らは「ニッセイ!」の声を天高く張り上げます。Slim陣営の投資家である私でさえも、この行為は非常に理にかなったものと言わざるを得ません。

スリム帝国軍(Slim陣営)

「スリム帝国軍」という言葉は、皆さん意味がわからないと思います。〇菱という巨大資本を背景に執拗な値下げを断行して、競合他社をつぶそうとする運営姿勢は映画やドラマではどう考えても悪役のポジションでしょう。

eMAXIS Slim 先進国株の尻馬に乗って儲けようとする支持者も、またダークサイドの人間といえるでしょう。そうした意味合いが「スリム帝国軍」という言葉に込められています。

「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」は2017年2月に設定された年若いファンドです。支持者もそれ相応に、発言力の低い新参的な顔ぶれになる傾向があるのではないかと思います。

おわりに

私の観察では、ニッセイ外国株では岩盤的な支持者が5ポイントすべてを集中投票する行動が散見されましたが、Slim 先進国株ではそのようなことはまれでした。そのため、互角の争い、あるいはニッセイ優勢の印象を持つに至りました。しかし、その予想はSlim 先進国株の大勝という形で覆されました。

FOY2018の投票先を明示していない人も多くいるとはいえ、私のカバー領域を超えてSlim 先進国株が支持層を広げているのは確かです。

現在、Slim 先進国株の純資産は291億円となり、純資産500億円以上の部分に適用される「“受益者還元型 ”信託報酬」の実現が現実味を帯びてきています。その時、Slim 先進国株は最安値追従型ファンドから最安値ファンドへと進化を遂げます。FOY2018での大勝によって箔をつけたSlim 先進国株なら、それは時間の問題でしょう。

その時、ニッセイ外国株がどう出るか。また楽しみが増えました。

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