みずほ銀行はロボ・アドバイザーサービス、「SMART FOLIO(スマートフォリオ)」をベースにポートフォリオを提案していくらしい

みずほ銀行が始めていた「SMART FOLIO(スマートフォリオ)」が侮れない
みずほ銀行のロボ・アドバイザーサービス、「SMART FOLIO(スマートフォリオ)」は旧ブログ時代に好意的に取り上げました。

モーニングスターの対談記事(みずほ銀行SMART FOLIO、テクノロジー駆使のポートフォリオ提案で資産運用時代切り開く(上)(下))によると、「SMART FOLIO」をみずほの店頭でも今後活用していく方針とのことなので、再び取り上げることにします。

行員全員に配布したiPadに、「SMART FOLIO」を導入

みずほ銀行では全行員にiPadを配布しているようですが、今年1月から「SMART FOLIO」のアプリを導入し、店頭での運用を開始したとのことです。

「SMART FOLIO」の提案をベースに、店頭や渉外の担当者が顧客の要望やマーケット情報を補うことで、より中立的なポートフォリオ提案が可能になるとみているようです。

手数料稼ぎのためではなく、本心から毎月分配型投信を顧客に薦めている金融知識の浅い銀行員・証券マンもいるようなので、ロボ・アドバイザーによる機械的なポートフォリオを軸に据えるのは賢明な判断です。

年金生活で月々のキャッシュフローが乏しいうえ、投資慣れしていない人のポートフォリオがREIT100%だったり、販売会社は顧客にリスクを取らせすぎなケースが多いので、その改善が見込めます

低コストなインデックスファンドを推す姿勢◎

「SMART FOLIO」で提案されるファンドは低コストなインデックスファンドばかりですから、高コストな毎月分配型○階建て投信を販売するより利幅は低くなります。

みずほ銀行はフィデューシャリー・デューティーの実践に取り組むと宣言しています。

今後どうなっていくかは未知数ですが、宣言が口先だけのものでなく、実際に顧客の利益を尊重する動きを見せ始めているのは高く評価したいと思います。

日本株アルファ・カルテット(毎月分配型)とi-mizuho国内株式の比較

悪名高い4階建て凍死信託(誤字にあらず)の日本株アルファ・カルテット(毎月分配型)と「SMART FOLIO」で提案されるインデックスファンドの一つであるi-mizuho国内株式インデックスを比較してみました。

下のチャートはモーニングスターから転載してきたもので、2014年4月を始点としています。

2016-03-10_11h05_18

まだアルファ・カルテットが運用され始めて2年程度ですが、すでにインデックスファンドと大差がついています。

たった2年で27.48%と、埋めがたいほどにリターンが大きく劣後してしまっています。

それでも、純資産が2183億円もある人気ファンドになっているというのは悲しいですね。

インターネット証券のSBI証券ですら、今週の販売額ランキング2位に顔を見せているというのは、売り込む側だけでなく投資家側のリテラシーも向上させないとこの問題は収束しないという事実を思い知らされます。

おわりに

みずほは「SMART FOLIO」が提案するポートフォリオに、保険商品など投信以外の金融商品を追加することも検討しているようです。

私は、資産運用のポートフォリオと生活リスクをヘッジする保険は別々に考えるべきだと考えていますので、これにはあまり賛同しません。

お得な保険など存在しないので、保険は必要最小限に抑えるのが鉄則です。

投信以上に稼げる保険販売で利ざやを稼ごうとしているのではないか、という下衆の勘繰りが一瞬頭をよぎりましたがやめておきます。

ともかく、「SMART FOLIO」は

  1. 過度なリスクを高齢者に取らせない
  2. 商品設計が複雑な商品を販売しない

という時流にあったアドバイスサービスであることは確かです(今のところは)。

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