【三菱UFJ国際投信】eMAXIS最適化バランスを活用するロボアドバイザーサービス、「PORTSTAR(ポートスター)」を始めるとのこと

みずほ銀行はロボ・アドバイザーサービス、「SMART FOLIO(スマートフォリオ)」をベースにポートフォリオを提案していくらしい

みずほ銀行がロボアドバイザーサービスのスマートフォリオの運用を開始していることは前に記事にした通りですが、三菱UFJ国際投信も新設投信「eMAXIS最適化バランス」を活用したロボアド事業に乗り出す模様です。

参考 三菱UFJ国際投信、ロボアド付きのバランス型投信 :日本経済新聞

横並び主義の金融業界のことですから、この流れが他の金融機関に波及していってもおかしくはないでしょう。

ファイナンス(金融)とテクノロジー(IT)の融合をテーマとするフィンテックがもてはやされる風潮ですしね。

eMAXIS最適化バランスとは

eMAXIS最適化バランスはリスクが一定の水準を保つように、資産配分を年一回見直すというあまり見ないタイプのバランスファンドです。

商品コンセプト

販売手数料は無料、信託報酬は全て0.5%なので、手数料水準的には妥当ですね。

上の図のように、最適化バランスではリスク許容度の低いインフレ対策目的の運用から、リスク選好型の運用まで幅広い運用スタイルを選択することができます。

許容できるリスクの範囲内で最大のリターンを狙っていくのが合理的な投資行動ですから、リスク管理中心の商品設計コンセプトは的を射たものだと思います。

為替リスクのある先進国株式より、為替リスクのない国内株式がリスク水準が高いと紹介されているのは、日本株のボラティリティの高さを反映したものでしょうか。

日本人投資家の運用成績を押し下げてきた日本株には、もう少し頑張っていただきたいものです。

懸念材料

連動対象の最適化バランス指数は、イボットソン・アソシエイツ・ジャパンが算出します。

同じくイボットソンの助言に基づいて、年一回資産配分の割合を変更するマネックス資産設計ファンドという投資信託があります。

このファンドは過去のリスク・リターンに基づいて、資産の割合を増減させるためか、大幅な株安が発生したリーマンショック後には、株式割合を減らす安値売りをしていたようです。

その後、株価が回復していくと、株式割合を増やして高値掴みをするという素人顔負けの投資行動を取っていたようです。

参考 マネックス資産設計ファンド 資産配分比率変更(2012年4月) – インデックス投資日記@川崎

過去のデータで右往左往していたイボットソンの助言を受けるeMAXIS最適化バランスが、同じ目に合わないという保証はありません。

「PORTSTAR(ポートスター)」の始動

日経新聞によると、「eMAXIS最適化バランス」が設定される3月30日の翌日、31日から三菱UFJ国際投信のサイト上でロボアドバイザーサービスの「PORTSTAR(ポートスター)」を開始するそうです。

顧客が5つの質問に答えることでリスク許容度を判定し、リスク水準が異なる5本のファンドの中から最適なものを提案するようです。

投資用のブログやツイッターを開設されているインデックス投資マニアにとっては、これはストンと腑に落ちるサービスではないと思いますが、私はスマートフォリオと同じく、ポートスターの意義を評価していくスタンスで行きたいと思います。

手数料をがっつり徴収する対面証券のラップ口座と違って、ロボアドサービスは無料で受けられるものです。

また、5つの質問だけでリスク許容度判定してしまうという機械的なアドバイスではありますが、投資に不慣れな人にとっては参考情報として有益なものです。

スマートフォリオとポートスターの両サービスには、ぼったくりラップ口座に天誅を下す仕事人として、活躍を期待したいところです。

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