とうとう日本株の中小型インデックス投信(インデックスファンドJPX日経中小型株)が誕生するという喜び

インデックス投資ブロガー界随一のEDINETウォッチャーであるアウターガイさんによると、6月5日に日興アセットマネジメントが「インデックスファンドJPX日経中小型株」を設定するようです。

参考日興AMがJPX日経中小型株指数連動型インデックスファンドを新規設定

EDINETの情報によると、信託報酬は投資信託にもかかわらず、0.5%という良心的な設定です。同じJPX日経中小型株指数に連動するETFの「MAXIS JPX 日経中小型株指数上場投信」(1492)や「One ETF JPX日経中小型」(1493)の信託報酬は0.5%ですから、「インデックスファンドJPX日経中小型株」の誕生によってETFを使ってJPX日経中小型株指数に投資する意味はなくなったといえるでしょう。

(追記)

本ファンドの販売会社は、当初はエース証券のみのようですので、「ETFを使ってJPX日経中小型株指数に投資する意味はなくなった」というのは、私の事実誤認だったようです。販売会社がエース証券のみであれば、遅かれ早かれ繰上償還コースをたどるでしょうから、忘れたころにネット証券へ販路を拡大してくれることを期待したいところです。

参考海舟の中で資産設計を ver2.0 JPX日経中小型株のインデックスファンドが登場。意外に使い道が難しそうだがともかく国内中小型株初のインデックスファンド

本来であれば、ETFはデイトレードにも使える便利な投資商品ですが、1492の板のスカスカ具合(残念な流動性)を見ると、コスト面で投信と並んだ以上、そのほかの点で優位性があるようには思えません。

JPX日経中小型株指数のバックテストの成績は優秀

「インデックスファンドJPX日経中小型株」の連動指数であるJPX日経中小型株指数は、バックテストではJPX日経400をしのぐ、優れた結果を出しています。

出典ファクトシート

通常なら付加価値がつけられるスマートベータ系指数は、やや高めなコストで投信化されますが、今回、同種の指数に連動するETFと同じ信託報酬で、「インデックスファンドJPX日経中小型株」を世に送り出す決意をした日興アセットの英断をたたえたいと思います。

株主還元の鬼である大型米国株と違って、大型の日本株には、なかなか魅力的な株がありませんが、中小型の日本株に目を転じれば、今後の成長を期待できる株もあるでしょう。このファンドに長期的に投資することで、TOPIXを下方トレースするような値動きをするダメな日本株アクティブファンドを完全に粉砕することが期待できると思いますから、今後の運用成績を楽しみにしたいですね。

配当貴族インデックス・オープンの誕生に続いて、日本のインデックス投資文化を豊かにする動きが生まれてきているのが、私にとっては何より嬉しいです。インデックス投信の低コスト競争もそろそろ収束してきた感がありますので、次は連動指数の多様化が進み、インデックスファンドの百花繚乱時代が訪れることを念願したいと思います。

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