「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」の登場で、eMAXIS Slimに対して手のひらを返したクソダサい投資家は私です

三菱UFJ国際投信が、7月31日に「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」を設定します。信託報酬(税抜)は0.34%となっており、MSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動するインデックスファンドとしては、単独最安値の地位を確立することになります。

このファンドでは、“受益者還元型”信託報酬が採用されています(eMAXISの元々あった新興国株式ファンド(2009年10月設定)の純資産が318億円程度であることを考えると、実効性のあるシステムとして機能するかは疑問ですが)。

参考E11518:三菱UFJ国際投信株式会社 S100AVIN:有価証券届出書(内国投資信託受益証券)

コスト競争が停滞する新興国株式に切り込む

今年2月に、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスがニッセイ外国株式と同一水準の信託報酬で登場した時には、常に最安コストを標榜することで、インデックス投信のコスト競争に終止符を打とうとする姿勢に私は不快感を覚えたものです(競合他社にとっては、投信のコストを引き下げても三菱UFJ国際投信が追従してくることが予想されるので、コスト引き下げに動きにくくなる)。

私はeMAXIS Slimシリーズは、インデックスファンド界のコスト競争を終わらせるために「常に最安値」というコスト競争を仕掛けたと考えていました。しかし、今回、eMAXIS Slimが新興国株式という領域で、単独最安値という名誉ある地位に上り詰めたことで、これまでのSlimに対するネガティブな感情が薄れつつあります。

MSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動するファンドとして、これまで最安値だった「たわらノーロード 新興国株式」の信託報酬(税抜)は0.495%です。eMAXIS Slim新興国株式の信託報酬(税抜)は0.34%ですから、かなり大胆な引き下げ幅であることがわかります。

新興国株式というアセットでは、コスト競争が先進国株式ほどには盛んではありませんでしたから、この堂々たるコスト引き下げには、これまでeMAXIS Slimに憎悪の炎を燃やしてきた私でも、感服するよりほかにありません。eMAXIS Slim 先進国株式の登場の時とは違い、180度の手のひら反しで、eMAXIS Slim新興国株式の誕生を寿ぎたいと思います。

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