野村アグリビジネスインデックスのパフォーマンスがすごい

野村證券金融工学研究センターのサイトを見ていたところ、野村アグリビジネスインデックスというマイナーな日本株指数を発見しましたので、ご紹介します。

本インデックスは、アグリビジネスを行っている国内企業を構成銘柄とする日本株指数である。国内アグリビジネス産業全体の株価動向を反映したパフォーマンスをパッシブ運用によって獲得することを目指している。
アグリビジネスとしては、第1次産業としての農林水産業だけではなく、農林水産関連の製造業や小売・卸売といった第 2 次産業、第 3 次産業を含むアグリビジネス産業全体を対象としている。個別企業のアグリビジネスの売上高については、有価証券報告書、東証業種分類、総務省が公表している日本標準産業分類等を利用して、事前に定められた定量的なルールに基づいて野村證券が算出する。なお、東証 33 業種分類の水産・農林業に分類される銘柄については、全て本インデックスの対象とする。
本インデックスの構成銘柄には、国内取引所に上場する全ての普通株式からアグリビジネスの売上高が企業全体の売上高に対して 5%以上を占める銘柄が選択される。年 1 回の定期入替では、流動性が低い銘柄を除外するスクリーニングを行うことで投資可能性への配慮を行っている他、大型銘柄対する過大なウエイトを抑制するため、時価総額加重型を基本としつつも個別銘柄の組入比率の上限を設定するなどの仕組みを備えている。

野村アグリビジネスインデックス・ ルールブック(PDF)

アグリ
アグリビジネスということで農業関連銘柄を寄せ集めたインデックスかと思いきや、タバコ・飲料製造業や飲料・食料小売も含まれているようですし、意外と業種は分散されていますね。
シーゲルの『株式投資の未来』によると、タバコ銘柄や生活必需品銘柄は、長期投資におけるリターンが相対的によいそうです。
その高リターンの取り込みが、幾分か期待できるかもしれません。

実際、2000年12月~2015年12月までのパフォーマンスを配当込みTOPIXと比較した場合、野村アグリビジネスインデックスが年4.5%上回っているようです。
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中小型株を対象とするRussell/Nomura Mid-Small Cap インデックスや小型株が対象のRussell/Nomura Small Cap インデックスを上回っているんですから、野村アグリビジネスインデックスのパフォーマンスは見事だったといえます。
リターンを標準偏差で割ったシャープレシオも高く、相対的に値動きの安定感があったことがわかりますね。
野村アグリビジネスインデックスに連動して運用されるファンドは存在しないので、過去の良好なパフォーマンスはバックテストの域を出るものではありません
実際に運用が始まったら、ファンドから流れる資金で投資対象企業の株価が割高の状態になってしまい、TOPIXと変わらないパフォーマンスになってしまう可能性もあるでしょう。
しかしながら、インデックスファンドの信託報酬の低減競争も進んできたことですし、変わり種のインデックスファンドとして設定してもよいのではないかと思います。
一般的なインデックスファンドと比べて、高い信託報酬を取れて野村もハッピーでしょうし、投資家も市場平均を上回る夢これが1番のリターンかもしれない)を見れますしね。

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