【2003-2015年】S&P 500のセクター別リターンでわかるエネルギーセクターの意外な強さ

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【引用元】Annual S&P Sector Performance(Novel Investor)
Novel Investorというサイトに、2003年から2015年にかけてのS&P 500のセクター別リターンの変動をまとめた図表がありましたので、ご紹介します。
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図表を見てもらうと、S&P 500に一貫して勝ち続けるセクターがないのがわかると思います。
S&P 500への投資はベストなリターンをあげることはできませんが、最下位を回避して平均的な得点を取り続けるベターな結果を出してきました。
以下の表は、この期間の年率換算のリターンと1年間の最高リターン・最低リターンをまとめたものです。
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S&P 500のリターンが8.9%ですから、Financials(金融)とMaterials(素材)、Telecommunication Services(電気通信サービス)に集中投資した投資家は市場平均を下回っていることになります。
逆に言えば、残りの7つのセクターに集中投資していた投資家は、S&P 500を上回るリターンを得られていた計算になります。
これをどう考えるかは人それぞれ違うと思いますが、個人的には米国株でのセクター別戦略はいけそうな気がします。
少なくともこの期間内では、シーゲルが『株式投資の未来』の中で紹介していた生活必需品(リターン10.27%)・ヘルスケア(同9.96%)・エネルギーセクター(同9.43%)への投資は有効なようです。
とりわけ、原油価格が急落し始めた2014年以降、株価が下降トレンドに入っているエネルギーセクターのリターンには注目すべきでしょう。
これだけ下げてもなお、S&P 500を上回っているというのは素晴らしいことだと思います。
市場平均を上回ることができるかもしれない優良セクターを割安な価格を仕込むことができるため、むしろ今が仕込み時なようにも思われます。
また、下げ相場に強いディフェンシブ銘柄としての性格がある生活必需品セクターの最大下落幅の少なさ(S&P 500が-37%のところ-15.4%)には驚嘆させられます。
さらに、ヘルスケアセクターの最大下落幅も-22.8%と少ない結果になっています。
これらのセクターに日本から手軽に投資するには、バンガードの米国上場ETFを用いるのがよいでしょう。

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