オーストラリア株インデックスの30年リターンはアメリカ株インデックスと遜色ない

ここ5年のMSCI 米国(配当込み、円ベース)のリターンは+19.7%と非常に好調でした。

この堅調ぶりを見せつけられると、投資対象は米国株だけでいいと考える人が出てくるのも当然のことでしょう。

今回は、MSCI オーストラリア (配当込み、円ベース)の30年リターンがMSCI 米国のそれと遜色ない水準にあることを『わたしのインデックス』で発見しましたので、ご紹介します。

チャートの比較

iShares MSCI Australia (EWA)とSPDR S&P 500 ETF (SPY)をYahoo! Financeで比較したチャート(1996年4月~)が以下のものになります。

iShares MSCI USA ETF(EUSA)は運用期間が短いため、代打でSPYに出てきてもらっています。

2016-03-07_10h41_32

一見してわかるように、赤色の線のアメリカ株(S&P 500)が青色の線のオーストラリア株に対し、128%程度優勢となっています。

30年リターンの比較

上のチャートを見ると、オーストラリア株とアメリカ株との間の30年リターンは圧倒的な差がついているようにも思えますが、実際のところはそうでもないようです。

2016年1月末からさかのぼって、過去30年のトータルリターンを比較すると、MSCI 米国 (円)は8.5%、MSCI オーストラリア (円)は8.2%となります。

オーストラリア株の直近のパフォーマンスは不調ですが、1986-1996年の頃は好調でその時の貯金がまだ残っていんだろうと想像しています。

直近の成績を見るとオーストラリア株に出遅れ感があるともいえますが、将来どうなるかは未知数ですね。

簡便に投資するにはi-mizuhoオーストラリア株式

日本には、オーストラリア株式に投資する純粋なインデックスファンドもなければETFもありません。

しかし、S&P/ASX 200に連動するように運用される豪ドル建てETF、iShares S&P/ASX 200 ETF(IOZ)に投資する投資信託、i-mizuhoオーストラリア株式インデックスならあります。

ETFそのもののコストと投資信託のコストが二重にかかってきてしまうため、高コスト構造なうえトラッキングエラーも拡大してしまいますが、これしかないんですから仕方ありません。

ちなみに、i-mizuhoオーストラリアの実質コストは0.73%、投資先のETF(IOZ)のマネジメントフィーは0.15%となっています。

純資産総額が1.31億円と、個人投資家かと思うくらいの少なさなのが大きな欠点です。

設定当初は償還期限が2028年5月までとされていたようですが、いつの間にか無期限に変更されているのは評価できます。

おわりに

オーストラリアは毎年約20万人のペースで移民を受け入れているようですから、かなりの人口増加が予想されています。

2015年~2050年までの予想では、アメリカやインドよりも人口の増加率が大きいんですから、成長性という点では文句が付けられません。

今ぐらいの株価なら、成長性に着目したマネーがオーストラリア株式市場に過度に流れ込んできているとも思えないので、つまみ食いするには悪くないタイミングだと思います。

投資環境の充実のために、もう少しオーストラリア株式への日本人の関心が高まることを期待します。

更新情報はこちらから入手できます

こちらの記事もどうぞ