分配金利回り8%のアレリアン MLP ETF(AMLP)に投資した―2017年11月の運用資産―

今年は調整なしの上昇する一方の好調相場が続いています。米国株式市場における株価の上昇率は高配当・増配銘柄よりハイテク銘柄の方が上回っています。ハイテク株優位の市況を反映して、増配株投資の優位性を語っていた舌の根も乾かぬうちに、今度はハイテク株投資の優位性を雄弁に語っている転向派のブロガーが顕著に増えています。

「米国株ブログ=大型連続増配銘柄へ投資」(個別銘柄への投資はシーゲル教授は推奨していないのに、なぜかシーゲル派と名乗っていたりする)という構図が崩れて、米国株ブロガーたちが競うように連続増配株からハイテク銘柄にシフトしていく様を私は興味深く眺めています。

一昔前に新興国株が低迷していた時期には、新興国市場の収益は米国のグローバル企業がすべて吸い取ってしまうとして新興国株不要論が流行しました。しかし、新興国株が盛り返しを見せると、新興国株不要論を唱える人はほとんど観測できなくなってしまいました

今も昔も、大勢に流されるだけの投資家は市場の肥やしになる定めです。ハイテク銘柄のビジネスに魅力を感じて投資したのであれば、急落や暴落局面でも含み損に耐えることができるかもしれませんが、パフォーマンスの良さを見て後追いで投資した人たちは将来必ず起こるであろう「暴力的下落」に耐えることはできないでしょう。

私は増配株投資でもハイテク株投資でも、十分な収益をあげることは可能だと思います。投資方針がブレることについては私も人のことは言えませんが、多数派の動きに合わせるように投資方針を変えるのはおすすめできません。大衆は株価が高くなってから、銘柄の買いに動きだすものであり、その背中を追いかけているようでは、大成することなど望むべくもないからです。

ポートフォリオ

今現在の運用資産の内容は下記の通りとなっています。

アレリアン MLP ETF(AMLP)は高リスク・高分配

今月はアレリアン MLP ETF(AMLP)に新規投資しています。AMLPは日本の証券会社では投資できませんので、IB証券から投資しています。AMLPは「Alerian MLP Infrastructure Index」に連動しているので、参考程度の情報ですが、MLPの代表的な指数「Alerian MLP Index」の利回りの推移は下のグラフの赤線のようになっています。

参考MLPマーケット情報(三菱UFJ国際投信)

MLPは、天然ガス、石油に関連するパイプライン、貯蔵施設、精製施設など、アメリカのエネルギーインフラに投資しています。資源価格の推移にかかわらず、安定的な収益が期待できるという謳い文句でシェールガスブームの際に、日本でも投資信託が組成されましたが、原油価格の暴落と軌を一にするようにMLP相場も暴落しました。MLPの利回りが現在、8%前後の水準で推移していることからもわかる通り、MLPは投資に際して、高いリスクプレミアムを求めるべき投資案件です。

AMLPは、価格の水準的にはお値ごろ感に対する淡い期待を抱かせるものとなっています。

バリュエーション的には、日本でMLP投信が乱造された2014年ごろとは打って変わって、お安くなってきています。MLPは歴史も浅く、将来どうなるか、不透明ではありますが、今であれば、そう悪い投資タイミングではないように思います。

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