世界最大の石油会社、サウジアラムコが全株上場した場合の時価総額が圧倒的

【ロンドン共同】世界最大の石油会社であるサウジアラビアの国営サウジアラムコは8日、声明を発表し、株式上場を検討していることを明らかにした。全株を上場した場合の時価総額は1兆ドル(約118兆円)超との見方があり、世界首位の米アップルの2倍程度となる。原油安の長期化で落ち込んでいる歳入を補うのが狙いとみられる。
サウジのムハンマド副皇太子は8日までの英誌エコノミストのインタビューで、上場検討に言及していた。
エコノミストなどによると、アラムコの原油などの埋蔵量は約2610億バレルで、石油メジャーの米エクソンモービルの10倍を超えるという。

サウジ国営石油の上場を検討 時価総額118兆円超も」(共同通信)

think 180 aroundの世界時価総額ランキングによると、2015年12月末時点での時価総額は1位のアップルから、アルファベット、マイクロソフト、バークシャー・ハサウェイ、エクソン・モービルと続いています。
アップルの時価総額が5860億ドルくらいですから、サウジアラムコという企業の時価総額のすさまじさがわかりますね。
ちなみに、5位のエクソン・モービルの時価総額は3240億ドルです。
サウジアラビアは2015年6月まで外国人からの投資を制限していましたから、MSCI エマージング・マーケット・インデックスやFTSEエマージング・インデックスの投資対象になっていません
そのため、サウジアラムコが全株上場したとしても新興国株式インデックスに投資している人に、直ちに影響はありません。
2017年にはサウジアラビア株式がMSCIエマージング指数に追加されるかもしれないという情報がありますから、将来的には、影響があるかもしれませんが。
(参考)
MSCI新興国株式指数にサウジアラビアが2017年に新規組入検討へ
サウジアラビア株式が新興国株式指数(MSCIエマージング指数)に追加の可能性 | インデックス投資で資産運用
FTSEエマージング・インデックスでサウジアラビア株式が今後どう処遇されるのかは少し調べましたが、「MIDEAST STOCKS-Saudi, Qatar may rise on FTSE index review」というロイターの記事によると、新興市場のカテゴリに含めるかどうかのウォッチリストにサウジアラビアが入っているらしいので、MSCIがサウジアラビアを指数入りさせたら、FTSEも追従して新興国株式指数に入れそうな気がします
サウジアラビアの株式市場にサウジアラムコを受け入れられる資金量があるのか、よくわかりませんし、サウジアラムコが全株上場するのかも判然としていないので結局、時価総額がうんぬんという話も皮算用に過ぎない気がします。
しかし、それでもなおサウジアラムコが世界的な巨大企業であるという事実は揺らぎませんね。

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