ミセス・ワタナベが活発にドル売りに動いて、円安の重しになっているらしい

Photo credit: Canadian Pacific via Visual hunt / CC BY-NC

「ミセス・ワタナベ」は円高目線に転じた

外国為替証拠金取引(FX)を手掛ける日本の個人投資家、通称「ミセス・ワタナベ」が今年の1月から円高目線に転じていたことは以前に記事にした通りです。
日本経済新聞によると、FX投資家は新興国の不調や原油安に端を発する昨今の株価の乱高下を受けて、アメリカの利上げが難しくなっていると予想しているそうです。
円安疑うミセス・ワタナベ、年初来最大のドル売り 編集委員 清水功哉
アメリカの利上げで円安が進行する可能性が減った一方で、リスクオフ先の通貨として日本円が買われる可能性は増えましたから、確かに賭けるとしたら円安より円高にベットするのが賢明なのかもしれません。
昨年2015年のFX環境は、損失を出した投資家が46.9%で利益をあげた投資家は42.1%となっているようなので、手法を変えて来たのはある意味当然だったのかもしれません。
記事では、有力FX業者4社(GMOクリック証券、外為どっとコム、セントラル短資FX、マネーパートナーズ)のうち、3社ではドル売りポジションが5~7割程度増えているとのことなので、ミセス・ワタナベの円高シナリオへの傾斜度合いがうかがい知れますね。

終わりに

これまで、第一弾、第二弾の黒田砲では円安を下支えする援軍として、ミセス・ワタナベが機能してきましたが、これからはそうはいかないようです。
マイナス金利砲以来、為替相場は円高に振れていますが、そう簡単には円安に戻らないと私は考えています。
FX投資家はアベノミクスの先行きに悲観的な状態になり、円安シナリオにベットしない状態になっていますから、今までのように無警戒に押し目買いを入れることはないでしょうしね。

上に置いておいた本の帯に書いてあるように、1年で30%出し続けるなんて不可能です。
もし、本当にそんな真似ができるなら、ウォール街に超高給でヘッドハントされるレベルだと思います。
FX取引をやるにしても捨て銭でカジノ的に利用するのが賢明ですね。
1年で30%稼ぐどころか、1か月で30%損する可能性があるのがFXだということを皆さんには覚えておいてほしいものです。
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上のグラフはカブドットコム証券から転載。

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