MSCIが中国本土株の組み入れ検討を再開する模様

中国A株がインデックスに組み込まれる?

MSCIは昨年にも、上海・深?の株式市場に上場している中国A株のインデックス組み込みを検討したものの結局、断念していました。
日本経済新聞によると現在、MSCIの株式指数に含まれている中国株は、米ドルや香港ドル建ての「中国B株」、「H株(香港上場の中国本土企業株)」、「レッドチップ(中国本土系香港企業株)」などにとどまるとのことです。
中国が今月に入って、外国からの投資を促進するために規制緩和に踏み切り、流動性が向上したため、MSCIは再び中国A株の指数算入の是非を検討していくようです。
MSCI:中国の投資資金の制限緩和歓迎-本土株組み入れ検討再開へ – Bloomberg

中国国家外為管理局(SAFE)は今月第1週、適格外国機関投資家(QFII)制度の下で承認された運用者は投資枠の申請が今後不要になると発表した。割り当ての最大額は運用資産額に連動させ、50億ドル(約5840億円)を上限とする。またオープンエンド型ファンドは中国本土株市場からの資金の出し入れが毎営業日可能になる
MSCIは今回の中国政府の決定を「重要なステップ」と評価し、4月の早い時期から「再び精力的に国際的な投資業界からのフィードバックを求める」とし、6月に最終決定を下すと発表した。

中国にあまり投資したくない人にとってはやっかいかも

中国本土株がMSCIの指数に組み込まれるようになれば、先んじて新興国株式インデックスに中国A株を取り込んだFTSEのように、中国株のウエイトが高まりそうです。
FTSEの場合は、20%から36%にまで中国の比率が上昇しました(ETF-Perspectives-Summer-2014.pdf)。
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中国A株の組み入れのタイミングとして、株価低迷期の今は悪くない時期だと考えるので、私は組み入れに反対しません。
しかし、嫌中派、中国株の先行きにネガティブなどの事情から中国にあまり投資したくない人にとっては、迷惑な話だろうと思います。

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コメント

  1. Tansney Gohn より:

    中国はGDP世界第二位ですし有人宇宙飛行や月探査機打ち上げもやってのける国ですから、そろそろ先進国(MSCIコクサイ)の方へ移行したほうが良いような気がします。(笑)

  2. わかま屋 より:

    Tansney Gohnさん、コメントありがとうございます。
    確かに、小さな池(新興国株式インデックス)の大きな魚として存在感を発揮してもらうより、大きな池(先進国株式インデックス)の小さな魚として埋没してくれた方が、中国は扱いやすいかもしれませんね。
    中国には、経済統計の透明性(期待薄)とか株式市場の流動性をどんどん高めてもらって、MSCIコクサイ入りを目指してもらうとしましょう。