職場NISAに奨励金を出す企業が出たらしい

日本経済新聞によると、職場積立NISAを利用して投信を積み立てる従業員に一律、月数千円の奨励金を支払う企業が登場したようです。

参考 職場NISAに奨励金 「貯蓄から投資へ」企業が援軍  :日本経済新聞

銀行、証券会社が担い手となる職場積立NISAは、商品のバリエーションの少なさやその高コストぶりから人に勧められるようなものではありません。

そのデメリットを補うに足るものかはわかりませんが、奨励金を出して従業員の資産形成をサポートしようとする会社の姿勢そのものは評価したいと思います。

これもマイナス金利の影響だった

今回、常陽銀行の職場NISAでの投信積立に奨励金を出す決定に踏み切ったのは、北関東に本社を置く、とある中堅メーカーです。

同社はこうした取り組みにより、自社の従業員に資産形成を促す狙いだ。実際、同社では4月の制度導入と同時に、約200人の従業員のうち数十人がNISA口座を開設し、投信の積み立てを始めた。

同社は以前から従業員の福利厚生の一環として、財形貯蓄などを利用した社員の資産形成を支援していた。しかし、マイナス金利政策の影響などで財形貯蓄の魅力が低下し、より効果的な手段で従業員を支援できないか思いあぐねていた。

マイナス金利の影響で、財形貯蓄のような安全運用では十分な利回りを確保しにくくなりました。

従業員の方々がどのような投信を積み立てているのかは知りませんが、たとえ債券ファンドであろうと、圧倒的な高コストを誇る窓販の貯蓄型保険より高いリターンが期待できます

黒田日銀が狙ったリスク資産へのマネーのシフトを促す効果は、目立たないところで発揮されているようです。

そんな中、少額から投資できる上、投資成果に対する税制優遇もあるNISAにメリットを感じた。しかも、職場積立NISAの仕組みならば、口座開設や商品説明などが職場で済むので、従業員の手間も省けると判断。企業が資金援助することで、従業員に利用を促すことにした。同社の社長はこの仕組みのメリットを社内でもっとアピールし、「全社員に利用させたい」と話す。常陽銀行でも同社の取り組みを他の取引先に紹介。職場積立NISAの利用者拡大を図る考えだ。

従業員の福利厚生の充実を前面に押し出して社員の歓心を買いつつ、メインバンクであろう常陽銀行との取引関係を強化している社長はなかなかやりますね。

常陽銀行が取扱している投資信託はそもそもの数が少なすぎるうえに、インデックスファンドのレパートリーが貧相なので、私は月数千円程度の奨励金では職場NISAは開設しません。

参考 ファンド一覧:投資信託:常陽銀行

しかし、eMAXIS バランス(4資産均等型)の取り扱い(ネットだけ)がありますので、このアセットアロケーションに納得できるのなら職場NISAを開設してもいいかもしれません。

私は、買付手数料無料サービスを利用して海外ETFを買付したいと考えているので、ネット証券以外でNISA口座を開設することはないでしょうが。

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