欧州3か国個人向けローンファンド6号(ハイイールド型)が元本割れの快挙達成!ありがとうクラウドクレジット。

2月15日にクラウドクレジットから、【為替ヘッジあり】欧州3か国個人向けローンファンド6号(ハイイールド型)の分配金が支払われました。このファンドは、募集期間には期待利回り10.9%を謳っていましたが、延滞債権が発生したうえに、延滞期間が長期化しており、「運用利回りが当初の期待利回りに対して低下することは避けられない」とのことです。

参考欧州3か国個人向けローンファンド ハイイールド型 2017年1月期|クラウドクレジット

私はこのファンドに10万円投資していますが、見事なまでの元本割れ状態になっています。

出資金の返還が本来であれば、5155円あったはずが、4425円のみの返還となっています。これは、単純計算で言えば、14%ほどの損失となります。

期待利回り10.9%のファンドが一転して、借り手(スペイン81.4%、フィンランド14.5%、エストニア4.2%)への資産移転ファンドになってしまうとは残念です。クラウドクレジットは運用するファンドへの投資を通じて、社会への貢献を行うことができるとアピールしていますが、これもまた貧しきを助ける社会貢献だと思えば、少しは気分も軽くなるというものです。

本ファンドは投資対象国をスペイン・フィンランド・エストニアの欧州3か国としております。これらの地域では伝統的な金融機関から高い金利で借入を受けている個人が多く存在しております。
Bondora ASは、このような個人に対してより低い借入コストでまとまった金額の貸付を提供することで、長期安定的な家計形成をサポートしております。

出典【為替ヘッジあり】欧州3か国個人向けローンファンド6号(ハイイールド型):ソーシャルレンディング商品情報|クラウドクレジット

冷静に考えると、伝統的な金融機関が信用度の低い個人に高い金利で貸付を行っているのは、相応のリスクがあるからで、金融危機が起きているわけでもないのに元本割れ状態になっているこのファンドは延滞債権が発生するリスクを低く見積もりすぎていたのかもしれません。

クラウドクレジットは今後、元本割れが続出する予感

ソーシャルレンディング界の大御所ブロガーのけにごろうさんの分析によると、クラウドクレジットの全ファンドのうち、金額ベースで16.2%において延滞が発生しているようです。また、欧州3か国個人向けローンファンド(ハイイールド型)の返済遅延は60.9%に達しています。

参考クラウドクレジット返済遅延状況分析・元本を毀損する可能性の高いファンドは? – けにごろうのはじめてのソーシャルレンディング日記

欧州3か国個人向けローンファンド(ハイイールド型)では、ファンドの組成時に貸し倒れ率が約45%と想定されていますから、60.9%の延滞債権がどこまで返済にこぎつけることができるのかがファンドのパフォーマンスを左右する今後の焦点になってきそうです。

参考クラウドクレジットというユニークな商品を送り出す異色のソーシャルレンディング企業

クラウドクレジットは、ホームページ上で社長や社員の方の顔が見える(それも真面目で誠実そうな)うえに、ネット上での評判もよいソーシャルレンディング企業でしたが、海外投資というジャンルの不安定さゆえか運用成績はガタガタです。

一方、全く、運用サイドの顔が見えてこない「みんなのクレジット」は多くの人に怪しいと言われながらも、今のところ元本割れには至っていないようですので、なんとも皮肉なものです(2017年3月にみんなのクレジットの運用するファンドの資金が代表の借入金の返済に回っていたことが判明しました→大盤振る舞いなキャッシュバックで不審の声が上がっていたソーシャルレンディング業者のみんなのクレジット、詐欺だった)。

ひとまず私は、月に1回、払戻手数料が無料になる、ありがたいサービスを利用して、分配がある月ごとに資金を引き上げていこうと思います。

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コメント

  1. まさ より:

    私も欧州個人や北欧で割れをあじわう一方先月半月遅れで償還しているカメルーンは為替で当初利息の2倍のリターンになったようです。
    ボラティリティが高いですね。

    • わかま屋 より:

      まささん コメントありがとうございます。

      カメルーン中小企業支援プロジェクト3号は、期待利回りが13.2%、実現収益率が28.3%と健闘したようですね。ユーロの為替リスクが投資家に損失をもたらす方向に働くことも十分ありますから、クラウドファンディングでの海外投資を資産運用の中心軸に据えるのは、なかなか難しいと思いました。為替相場がある程度以上の精度で予測できるのなら、FXや株取引をした方が、高い収益を上げられるでしょうし。

  2. 大和郡山 より:

    まあ利回りが提示されているからと言って、後で下方修正させることもこの事例のように元本割れする事も普通にある商品ということは認識されるべきでしょうな。

    もともとこの案件はハイイールド型ですから怪しい個人に金を貸してた訳で、あって当たり前の事象としか自分は受け止められませんでした。

    匿名組合はまだ投資者保護が不十分というのもよく言われている話です。

    なおこんなコメントをしておきながら、自身はSBIソーシャルとクラウドクレジットに最近投資を開始しました。流石に未知数のリスクが多いと思うので投資資産の4%に留めていますが。

    • わかま屋 より:

      大和郡山さん、コメントありがとうございます。

      欧州3か国個人向けローンファンドの中で一番ハイリスクなハイイールド型に手を出した以上、元本毀損リスクも相応の高さであることを覚悟しなければなりませんね。

      ソーシャルレンディングは投資するにしても、大和郡山さんのようにポートフォリオの一部分を割り当てる程度に留めておくのが、賢明なんでしょう。