【ポケモンGO】任天堂バブルの行く末は奈落へGOなのか、上場来高値へGOなのか

任天堂、ポケモン、ナイアンティックが提供するスマートフォン用ゲーム「ポケモンGO」がアメリカで大ヒットしているようです。

ポケモンGOブームで、任天堂の収益が拡大する期待から、数日のうちに株価も急上昇しています。

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市場全体に不透明感が漂うなか、スター選手として立ち現われた任天堂に投資家の資金が殺到しています。

売買代金は過去最高レベルにまで膨れ上がっています。

15日の東京株式市場で、任天堂<7974.T>の売買代金が4760億円となった。個別銘柄としては、過去最高になった。この日の東証1部の売買代金は3兆1130億円で、任天堂だけで全体の約15%を占めた。

参考 任天堂の売買代金が4760億円、個別銘柄として過去最高に=東京株式市場 | ロイター

急騰に釣られて、10株だけ買った

私は、今回の急騰に釣られて7月13日に任天堂株を10株だけ買いました(取得単価 21,943円)。

売買の最低単位である100株で投資しようとすると、この場合には219万円必要になりますから、手数料の割高な単元未満株サービスを利用しました。

アメリカ株のように1株単位で売買できるようにしてもらえると、弱小個人投資家としては嬉しいんですけどね。

7月15日の終値は27,780円で、買って数日で26.6%の含み益という訳の分からないことになっていますので、「ポケノミクス」トレードの過熱感を感じます。

奈落へGOなのか、上場来高値へGOなのか

ポケモンGOが幅広い人気を獲得していることや、秋には「どうぶつの森」と「ファイアーエムブレム」という2本のスマホ向け新作タイトルが控えていることから、「4万円までは行く」、「2007年に付けた上場来高値の73,200円を更新して10万円は行く」などと強気の声があります。

一方で、任天堂の株価の急騰ぶりを警戒する声も聞かれます。

野村証券アナリストの山村淳子氏は11日付のリポートで、ポケモンGOの月商が50─100億円とした場合、任天堂の経常利益の押し上げ効果は年間約10─20億円になると試算。「市場が同タイトルの利益貢献のみを考慮しているならば反応は過度な印象だ」と指摘する。

参考 訂正:アングル:「ポケモンGO」人気爆発、任天堂復活には期待と不安 | ロイター

ポケモンGOは任天堂が直接、開発・販売を担当しているわけではありません。

ポケモンのキャラクタービジネスを管理しているのはあくまで株式会社ポケモンであり、ポケモンGOの開発と販売を担っているのはグーグルからスピンアウトした新興企業のナイアンティックです。

ポケモンGOの収益は、アプリストアの運営母体であるアップルとグーグルが徴収する手数料が取り除かれてからナイアンティックとポケモンで分け合われるとみられています。

任天堂は32%を保有しているポケモンの株式とナイアンティックへの出資を経由して、収益を得ます。

参考 「ポケモンGO」大ヒット、任天堂どれほど利益得るか – WSJ

ポケモンGOで収益が上がっているからといって、ダイレクトに任天堂にチャリンチャリンとお金が積み上がっていくわけではないのです。

結局、任天堂がどれだけ収益を得るかはアナリストによって見解が異なるので予測は不可能ですが、任天堂の収益拡大に過剰な期待を持つのは止めておいた方がいいでしょう。

私の個人的な相場予想(当たらない)

日本でポケモンGOが配信されるまではポケモンバブルが崩壊することはないと思います。

ポケモンGOが革新性のあるゲームなのか、課金システムがどのように構築されているのかは、実際にプレイしてみなければ見えてきません。

今現在持たれている期待にふさわしいようなゲームであれば、「ポケノミクス」の饗宴は今しばらく続くでしょう。

もし、実態<期待であることが露呈し、幻想のベールが剥落するのであれば、スタート地点の1万5000円あたりをめどに「奈落へGO」コースでしょう。

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